About this 潜水日誌

久米の海を覚えるためのネタ帳代わりのブログです。
生物知識や、ガイド中に使えそうなネタなど、読者を気にせず書き殴ります。

2015/05/29

シロボシスズメダイ幼魚

撮影日:2015/5/29 ポイント:トンバラ
水深:24m撮影機材:canon7D/60mm macro

串本のグラスワールド北の根で見た以来、二度目の遭遇。

キホシスズメダイの群れに混ざっており、
串本同様、岩の隙間で泳いでいた。

沖縄では個体数が多くなく、
伊豆諸島では比較的見やすいという分布のよう。
今後の久米での個体数が気になるところです。

水中の見た目は、クレナイニセスズメのような濃い紫色のキホシスズメダイ。
串本で見た子は、
色合いの濃いアマミスズメダイ…。

撮影日:2014/4/20 ポイント:グラスワールド(串本) 水深:22m
撮影機材:canon7D/60mm macro

串本の子のほうが大きかったので、
見た目がだいぶ変わってくるね~。

小さいと体高が低くなるのか、
今日の子は、違う種のような感じした。

大きくなると黒っぽい地味系になるそうで、
紹介するのは幼魚だけになりそう(´・ω・`)


2015/05/20

ニチリンダテハゼ

撮影日:2015/5/14 ポイント:ウーマガイ 水深:35m
撮影機材:canon7D/60mm macro

ドロップオフ下は面白い。
ただ、深くてじっくり探せないのがネックか…汗

このニチリンダテハゼ、
西表、石垣近辺では見れるが、
基本的に日本では珍しい種。
フィリピンでは定番のマクロアイドルらしいですよ~。

久米では、現在二個体確認。
二個体の生息環境は似ており、
ドロップ下のオーバーハングの砂溜まりといった形。

撮影日:2014/5/12 ポイント:外離南(西表) 水深:24m
撮影機材:canon7D/60mm macro

そういえば、西表産も同じような環境…
ただ、水深が浅いのでゆっくり撮れました~。

いつか、久米でもニチリン一本勝負で、
完開き写真を撮りたい‼

2015/05/14

ピグミーシーホース

撮影日:2015/5/14 ポイント:ウーマガイ 水深:48m
撮影機材:canon7D/60mm macro

串本では深場に行かずにレアものを探すというスタンスでしたが、
久米ではそうも行かなさそうです(笑)
水深5mから40mオーバーまで一気に落ちるという地形から、
水深による生物の棲み分けができているそうです。
この子の水深は48m…
ガイドネタとしては難しそう。
浅いところで発見できるまで待ちましょう( ゚Д゚)

ピグミーシーホースといえば、
このピンクの子を想像しますが、
これはあくまで小さいタツノオトシゴ属を指す名前。
ジャパピグなどを含め、8種ほど見つかっているそうです。
この子の学名はバーギバンティなので、
そう呼んでいる人もいます。

タツノオトシゴ属はメスがオスのお腹に卵を産み付けるので、
オスのお腹が膨れます。
久米では、梅雨明け7月くらいからお腹が大きくなりだすとか。

2015/05/10

シマオリハゼ

撮影日:2015/4/12 ポイント:真泊港 水深:6m
撮影機材:canon7D/100mm macro

泥地の普通種シマオリハゼ。
南方系なのか、串本で出た際は話題になっていた。
久米の真泊や西表のヒナイビーチでは、
普通種だけあって見つけやすい。

さらによくホバリングしているので、
目には入りやすいのだが、
パッと見の色は地味…汗


こちら西表のヒナイビーチ産のシマオリハゼ。
真泊産よりすこし色合い豊か。

そもそもヒレや顔などに光を当てると、
綺麗になる種で、
光具合はヤツシハゼ属とも似てますな!

今回は、ただ撮るしかいなかったので…
今度はヒレに注目して撮影してみることにしよう(/_;)



2015/05/08

クレナイニセスズメ

撮影日:2015/4/17 ポイント:シチューガマ 水深:18m
撮影機材:canon7D/100mm macro

いきなりの更新さぼり…。
いかんいかん、ちゃんと勉強せな(T_T)

この子は沖縄での普通種。
岩陰を好み、
体色が鮮やかなムラサキで目立つため、
見つけやすい種です。

普通種なので、
あまり紹介されることはないかもしれないけど、
やっぱりこの色は注目して見てほしい。
特に、ライトを当てたときの発色は目を見張るものがあります。

基本的には臆病ですぐに岩陰に隠れるものなのですが、

久米島の子はなかなか隠れず、

紹介しやすく写真も撮ってもらいやすい。


串本にも多くいたメギスの仲間で、

ニセスズメとはメギス科の仲間につけられる名で、

スズメダイに似て非なるものという意味らしいのですが、

明らかにスズメダイとは似ても似つかないですよね(´・ω・`)


同じニセスズメの名を冠す、
リュウキュウニセスズメ…
この子もキレイそうなのでぜひ見てみたい!

2015/04/20

ユキヤマウミウシ

撮影日:2015/4/17 ポイント:シチューガマ 水深:30m
撮影機材:canon7D/100mm macro

雪の積もったような色がその名のとおり雪山のよう。
白い線の引かれた背中が稜線に見えます。

綺麗なウミウシですが、
実は人気のないイボウミウシの仲間!
二次鰓がないでしょ~??

背中の黄色を短期間で出したり消したりできるそうです。
なんのためにするのか、
どれくらいの時間で変化するのかはわからず。
今後観察していきたいですねー。


よく見るのはドロップオフ。
水深は20m前後でよく見るかな?

2015/04/12

ブッシュドノエルウミウシ

撮影日:2015/4/12 ポイント:真泊港 水深:2m
撮影機材:canon7D/100mm macro

名前に惹かれ、ずっと見てみたかったウミウシ。
想像とは違い大物のウミウシでした。
ちょうどiphoneと同じくらい。

生息場所は、港のスロープ…。
まさかこんなところで( ゚Д゚)
内湾性の環境を好むようですが、
砂地にいたり、
岩にいたり、
サンゴの上にいたり、
水深も15m前後にいたり、
とくにこだわりはないようです(笑)

ちなみにこの子は、コンクリートの隙間を好んでいました(´・ω・`)


その名の通り、
クリスマスケーキのブッシュドノエルに似ているから、
この名前がついたわけです。

名前によって可愛さ三割増しのウミウシの代表格ですね。
これがチャスジウミウシとか安易な名前だったら、
まず興味を惹かれません(笑)

ちなみにレアもののようで、
この出会いに感謝(*´ω`*)

オバケインコハゼ

撮影日:2015/4/1 ポイント:真泊港 水深:12m
撮影機材:canon7D/100mm macro

今まで見たハゼの中でもトップ3に入る大きさ。
まさしくオバケ‼
和名はかわいそうな感じだけど、
英名ではbeautiful gobyと、
なんともストレートなお名前です。

いや、待て。
キミ、そんなにキレイでないよ( ゚Д゚)

確かに、ヒレを開いている姿は堂々としていて、
武士的な美しさは感じます。

けど、色は…汗

今回、100㎜レンズで撮影し、
寄り切れなかったので、
60㎜で近づいてストロボを当てればHow beautiful!!に、
なるのかもね。



ちなみに、ヒレはずっと開いてます。
そして、図体の割には臆病です。

2015/04/10

キツネベラ

撮影日:2015/4/1 ポイント:堂崎方面未ポイント 水深:34m
撮影機材:canon7D/100mm macro

そんな深いところで撮らんでもええやん~!
けど、懐かしくなって撮ってしまったキツネベラyg。
黒パンツとも言う。
串本では夏ごろから出てきた記憶があり、
やはり久米島では出現時期が早い。

名前からなんとなく南方種というイメージがなかったんですが、
よーく考えたら南方種なんですよねー。
串本でも成魚を見たのはグラスワールドで一度しか記憶にないし。
なのに、キツネという名で騙されました(笑)
キツネって北のイメージだし。

久米では成魚も時々見かける気がする。
が、まだそこまではっきり確認してないのが現状。

トンバラにて、青く光るキツネベラを見て、
成魚ってこんな綺麗になるん!?
とビックリしたが、
今思えば、近似種のヒレグロベラだったんだろうなー。

2015/04/03

ソラスズメダイ


撮影日:2015/4/1 ポイント:堂崎方面未ポイント 水深:6m
撮影機材:canon7D/100mm macro

串本でも散々見てきたソラスズメダイ。
晩夏のグラスワールドの群れは綺麗だったなぁ~。
串本ではたくさんいたので、あまり写真を撮ることはなかったけど、
久米島に来たら個体数が少なめ!

そうなると撮りたくなってしまうのはなんでだろう( ゚Д゚)

逆に、串本では個体数の少なかったレモンスズメダイ、
アサドスズメダイ、ヒレグロスズメダイなどは久米にたくさんいるので、
写真を撮らなくなった…。

うーん、それじゃダメだよな~。


ちなみに、ソラスズメダイは温帯に適した種のようで、
沖縄よりも本州のほうが多いそう。

沖縄では個体数が少ない分、
個体数の多いレモンスズメダイにいじめられてないんかなぁと思ってみていると、
この写真の子はむしろ、レモンスズメダイたちを一掃。
やっぱり、強いからこそ本州でも広範囲にわたって生息できるんだろうなー。

2015/04/01

オウギチョウチョウウオ


撮影日:2015/4/1 ポイント:堂崎方面未ポイント 水深:10m
撮影機材:canon7D/100mm macro

稀少種のオウギチョウチョウウオ。
沖縄各地でも会えることは少ないらしい。
久米島ではどのくらい生息しているのか、
これから気にしていこう。

同チョウチョウウオ科のハクテンカタギと仲が良く、
稀にこの二種のハイブリットも見ることがある。
確かに、この子の近くにもハクテンカタギがいた!
この二種はこれから要チェックですね~!

2015/03/26

ベニヒレイトヒキベラ


撮影日:2015/3/17 ポイント:イマズミ 水深:40m
撮影機材:canon7D/60mm macro

アケボノハゼへ行く途中で見つけたベニヒレイトヒキベラ婚姻色。
久米島でみるのははじめて。
串本ではグラスワールド20m前後と浅かったけど、
本来は深場にいる生物なんだねー。

アケボノハゼが目的だったので、
写真もこの一枚。
観察もしなかったので、
また探しにいこうー。

2015/03/23

アオスジスズメダイ

撮影日:2015/3/17 ポイント:イマズミ 水深:45m
撮影機材:canon7D/60mm macro

アケボノハゼとほぼ同水深に何匹かいたスズメダイ。
パッと見たときは、超浅場のイチモンスズメダイ!
けど、こんな水深にいるわけないよなーっと思って撮ってみた。
その正体は、アオスジスズメダイ。
その名の通りで覚えやすい(笑)

生息水深が30m以深と深いため、
今まで見たことなかったけど、
実は普通種みたい。

普通種とはいえ、
そう易々と見に行ける水深ではないので、
レア度が高く感じてしまう。



アケボノハゼ

撮影日:2015/3/17 ポイント:イマズミ 水深:45m
撮影機材:canon7D/60mm macro
人生初遭遇のアケボノハゼ!
水中で見る色は想像よりも黒く、目立たなかった。
ロケーションはなだらかに深くなる砂地の斜面。
久米島でも冬季は数が少なく、この時は一匹のみ。
次回は、ひれ開いた写真を撮りたい!が水深がなぁ~汗

About this 潜水日誌

久米島の海を知るために、
より深く生物について調べていこう!
というテーマでこのブログを立ち上げました。



更新日、不定期!
基本図鑑撮り!
写真の質にはこだわらず!
目的は、知識向上にあり!



撮影地、撮影水深、
その生物の特徴、
ガイドに使えそうな小ネタ等、
自分のガイディングにつながりそうなことを、
書き綴っていきます。

つまり、自分のネタ帳(*´ω`*)

人のノートを覗き見る感じで見てみてください(笑)



ちなみに、
旧潜水日誌はこちら~。
潜水部のブログです。
担当年は2006~7年。

僕のはじめての思い出深いブログだったので、
今回はこの名前を復活させました~( *´艸`)



三日坊主にならないように、
見守っていてください(笑)